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インプラントの種類
インプラントの種類や治療方法には、欠損した歯の数、インプラントを埋入する骨の状態、骨の幅、骨の高さなどにより、様々な選択肢があります。
また、インプラント治療終了後の衛生管理などを含め、総合的に検討した上で、患者さまにあった治療方法を計画いたします。
インプラントの種類
インプラントは、大きく分けてチタンインプラントとHAインプラントの2種類に分類されます。HAインプラントは、骨が少なくてあきらめていた方にも、インプラントの可能性があります。
HAインプラント
HAインプラントの材質は、中心部が金属アレルギーの心配がないと言われているチタン、その周りを歯や骨の主成分であるHA(ハイドロキシアパタイト)でコーティングされている2重構造になっています。従来からあるチタンインプラントは、骨との結合の際、骨との間にわずかな隙間が出来ます。それに比べて、HA(ハイドロキシアパタイト)は生体組織と親和性がきわめて高い物質なので、HAインプラントはあごの骨と科学的に結合する事ができ、骨との間に隙間が出来きません。そのため、チタンインプラントに比べて、より早く強い結合とより多くの骨形成が期待できます。
以上の事から、今までのチタンインプラントでは、抜歯と同時にインプラントを埋入する事が困難と言われてきた次のような症例の場合でも、HAインプラントは、埋入前にGBR(※)を行うことなく抜歯と同時にインプラントを埋入する事が可能となります。
(※)GBRとは、インプラントを埋め込むのに十分な骨量がない場合に、骨の厚みや幅を増やすために用いられる治療法。
・歯周病や歯根破折により、あごの骨を大きく失っているケース
・骨が軟らかく、インプラントを埋入しても動いてしまうケース
・上顎洞(上のあごの骨の中にある空洞)まであごの骨の厚みが5ミリ以下の場合
・根突病巣(歯根の先端におこる病気)があるケース
HAインプラントのメリット
1.治療期間の減少
今まで別々に行ってきた治療方法が同時に出来ますので、HAインプラントは手術回数が減り、治癒期間が短くなります。
2.ストレスの減少
手術回数が少なくなる事によって、患者さんにとってもストレスの軽減につながります。
3.審美的な修復
インプラントの手術はとても繊細さを要求されます。特に上の前歯のように、審美性が大変重要視されるところは、同じ部位を何度も手術を行うことにより審美性が損なわれる場合があります。その点、HAインプラントは処置が同時に行えるので、そのようなトラブルを防ぐ事が出来ます。
4.価格が抑えられる
治療期間が短縮されるため、通院期間が減り、結果的に治療費は安価になります。
たんぽぽ歯科で採用しているHAインプラントの種類
・スプラインインプラント(カムログバイオテクノロジー社・ドイツ)
インプラントとアバットメントの接合様式は、スプラインと呼ばれる独自の構造を有し、アバットメントの回転抑止やスクリューの弛み防止などにすばらしい能力を発揮し、多くのインプラントに起こるトラブルを防止します。
・カルシテックインプラント(カルシテック社・アメリカ)
・AQBインプラント(アドバンス社・日本)
つなぎ目のない1ピースタイプが主流で、強度があります。一回法の手術が可能です。
チタンインプラント
チタンだけで構成されているインプラントです。
たんぽぽ歯科で採用しているチタンインプラントの種類
・アストラインプラント(アストラゼネガ社・スウェーデン)
インプラントの表面をざらざらにすることで、骨の結合する面積を増やし、インプラントの早期固定、強度の向上を実現したもので、審美性にも優れています。
チタンは金属アレルギーの心配がなく、安全と言われていますが、結合の際、骨との間にわずかに隙間が出来てしまします。そのため、手術回数が多くなったり、期間が長くなったりします.
当院で採用しているアストラインプラントは、この欠点を補ってさらに難症例にも対応できるように改良された、最新のインプラントです。世界三大インプラントといわれ、信頼性の高い一流品です。